オープンソースと特許

オープンソースと特許は、両立できるし、したほうが良いと思う。Googleだって、コア技術である自社のサーチエンジンオープンソースにしているわけではないしね。
OSSとコア技術を両立させる方法は二つあると思う。ひとつはGoogleのようにコア技術の上にOSSをのせていく方法。これは、かなりコア技術が大きくないと難しいので、リアル企業向けだと思う。もう一つは、OSSの中に、コア技術をプラグインできる口を作っておくこと。これは、OSSの規模が小さいほうが有利なケースを生み出せるので、バーチャル企業向けだと思う。

ちょっと、具体的に考えてみる。たとえば、同じ被写体の複数枚の写真をもとに、3D映像を作る画像処理がコア技術だとする。その場合には、画像Viewerをオープンソースで作ってプラグイン機構を作って公開しておく(Susieみたいなの)。ここで、特許にはならない複数枚の写真を元にパノラマ写真をつくるプラグインオープンソースで公開する。しかし、3D映像をつくる部分は特許を出願して、もちろん、オープンソースにしないか、GPLあたりの使いにくいものにしておく。