[Android] G App Shop WG

ここに来て,その心配が杞憂で終わりそうな動きが見え始めた。その一つが,「日本Androidの会」の発足である(関連記事)。米グーグルの携帯機器向けソフトウエア基盤「Android」を研究していたグループが立ち上げた組織で,9月12日に正式発足する。グーグルとも通信事業者とも何ら関係がない彼らは,Android版の「App Store」の確立を目指し,Android端末向けのアプリケーション・ソフトウエアが流通するプラットフォーム・システムの検討を始めた。先週になって,グーグル自身が「Android Market」構想を明らかにしたことで,日本Androidの会の構想も見直しを迫られるだろうが,「足りないものは自ら作る」という姿勢は注目に値する。これとは別に,既に実ビジネスになり始めたiPhoneの周辺でも,いくつかのアプリケーション・ソフトウエア開発者グループが結成され,得意分野を持ち寄った互助会的な取り組みが始まっている。
「誰もやらなければ自分たちがやる」。これがオープン化の真髄である。オープン化が日本のモバイルに根ざすのか,そして,さらに重要なことだが,ユーザーが,通信事業者以外が提供する通信サービスを受け入れるのか。日本Androidの会の取り組みをはじめ,オープン化を生かしたモバイル・ビジネスの行方に注目したいと思っている

がんばれ、G-App-ShopWG!