[Books] 6 ボーアウト 社内ニート症候群作者: ヴェルダー・ペーター・R,フィリップ・ロートリン,平野卿子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/01/08メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (7件) を見る

「日本Androidの会」の幹事の集まりで、たまにでる冗談。「僕たちは"社内ニート"だからね」。そう、少なくとも、みんな「会社一筋」ってわけではない。Androidの会の幹事の中には、何人か企業を経営している人もいる。でも、そんな人でも何か、共通する「社内ニート」感というのうを共有している気がする。
 そんな感じを持っていたので、タイトルを見ただけで速攻で注文してしまった本です。読んでみて、少なくとも僕はかなりボーアウトが進行しているかもしれなぁという感じがしています。でも、大丈夫。たぶん、会に集まっているメンバーは、僕を含めて、みんな、それを乗り越えてきた人たちだから。
 ボーアウト(Diagnose Boreout)、日本語にすると「社内ニート症候群」です。「バーンアウト」の燃え尽きの反対で、仕事に退屈しきっている状態をさします。「ボーアウト」している人たちは、いろいろな裏技を使って、「ボーアウト」していることを隠そうとします。この本では、その深刻さと、対処方法を示してくれます。その対処方法とは、「自己責任」。自分で選んだ人生に対して自分で責任をとる覚悟を持つこと。そして、実行すること。
 最近、会社の外部の人といろいろ話す機会があるのですが、日本でも、この「ボーアウト」が万延していることを感じます。今年は、きっと、「ボーアウト」が社会問題なるだろうと感じています。会社としては、そうならないための施策を、なにか考えておく必要があるのかもしれません。
 でも、少し思うのは、「ボーアウト」も「バーンアウト」も経験したことない人のほうが、実は問題なのかもしれないということです。