[Books] 14 書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)作者: 寺山修司出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/06/25メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 100回この商品を含むブログ (159件) を見る

1967年の寺山修二の評論集です。なんとなく、タイトルが気になって読んでみました。
なにを隠そう、大学時代は「文学研究会」で短編小説などを書いたり、同人誌の編集長などをしていました。そのなかには、「寺山修二っていいよねぇ」みたいなメンバーもいたのですが、幼い僕には、まったくといっていいほど、理解不能な世界だったように記憶しています。
で、いま読み返してみると、なるほどなぁという感じです。この作品がかかれた年代は、僕は3歳くらいだったのですが、そのころ、先端的といわれていた人達の価値観みたいなものが感じられます。でも、まぁ、今の僕からすると、読むタイミングが遅すぎたみたいな気はしています。もう少し前に、この作品を読んでいたら、結構違う感じ方をしたんだろうなぁと思います。
すくなくとも一般向けの書籍ではないとは思いますが、昭和の歴史をひもときたい人にはお勧めかもしれません。