オープンソースプロジェクトは「慈悲深い独裁者」によって運営されている

アンダーソン氏によれば、多くの人はオープンソースプロジェクトというのは草の根から立ち上がり、自律的に組織化し、民主的に運営されているという誤った認識を持っている。ところが現実はまったく逆で、1人か2人の「慈悲深い独裁者」によって運営されている、という。

 これはオープンソースプロジェクトに参加していたり、あるいは日常的に成果物を利用している人であれば、そういうものだと首肯するかもしない。メーリングリストで客観データに基づいて議論したり、リーダーを民主的に選ぶようなプロジェクトもあるかもしれないが、おおかたのオープンソースプロジェクトには、それを開始し、中心に位置し続ける“独裁者”がいるものだ。どの機能や修正の提案を受け入れ、どれ(あるいは誰)を排除するかは、ほんの1人か数人が決める。

僕もなにかオープンソースプロジェクトをやってみたいと常々思っているのですが、この記事を読むと、敷居がたかいですね。少なくとも、今の僕は、慈悲深くもないし、独裁者タイプでもないしなぁ、とか感じてしまいました。でも、いつかは、継続的に人の役に立てるオープンソースプロジェクトを運営したいものです。