Global Mobile Internet Conference 北京と「強制認証制度」

This Conference will be organized by Mobile Internet the Great Wall Club (abbreviation is MIGWC).
In order to strengthen and promote communication and cooperation and to seek development opportunities for the mobile Internet industry, representatives and elites of the mobile phone operators, outstanding mobile Internet companies, and mobile phone manufacturers and main stream medias from China, Russia, Japan, South Korea, the United States ,France and England will participate this conference.

とにかく中国大陸のモバイルインターネットは本当に「これから!」です。政府のコントロール、インフラ環境の未整備、社会環境的なレギュレーションの不備など難題山積なのですが、だからこそ「面白い!」「可能性のある」世界だと確信します。

ただ、モバイル文化が余りに大きくかけ離れ過ぎていて(これは単なる表層的な流行の問題だけでなく。まさに社会環境のギャップの問題だと思います)、セカイカメラコモディティ化するのは相当大変だと思いますし、そのための戦略にはかなりの大局観と大掛かりな戦略性が欠かせないと感じます。

でも、そういった手応えや見込みを感じるという点でも、「わざわざ出掛ける」ことの意味は本当に大きいですね。セカイカメラのコンセプトにある「ヒア・アンド・ナウ」の意味を改めて感じました。

ある意味(日本のアドバンス下モバイル環境で当たり前に生活している身からすれば)、五年前にタイムトリップしたとも言える今回のセカイツアーを通じて「イノベーションの契機は未来だけでなく過去にもある」という実感を得ました。

しょっぱなから度肝を抜かれたのは、いきなり最初の話題がNetBookだったこと。

モバイルっていうからてっきり携帯電話のことかと思っていたら、NetBookもたしかにモバイルだ。

どちらせよCMを降板させる!みたいな騒ぎになるほどのことではないような気がするんですけど、それよりは中国が5月からソフトウェアのソースコードを強制公開させるっていう話の方がよっぽどビッグニュースだと思うんですけど、日本てよくも悪くも平和だなと思ったりしたわけです。もっと他に考えるべきことがあるだろうに。

中国政府が日本に対し、中国国内でIT(情報技術)関連商品を販売する際、ソフトウエアの設計図など詳しい情報の提供を義務付ける「強制認証制度」の導入を通告してきたことが24日分かった。一昨年8月に中国が導入方針を表明して以来、日米欧は反対してきたが、中国側は今回、5月1日までに制度の内容を公表して導入を強行する姿勢をみせている。日本などの関係業界は知的財産権保護などの観点から強く反発しており、日本は世界貿易機関WTO)への提訴も辞さない構えだ。

 最近、中国のモバイル関連の動きがじわじわと広がってきている気がしますね。ということで、中国ねたを集めてみました。
 カンファレンスの感じなどをみていると、中国、日本、台湾、韓国などを含めて、「アジアで頑張ろう!」という意気込みを感じます。日本にいるとあまり感じないのですが、海外に行くと、やはり、「僕はアジア人なんだなぁ」というのをヒシヒシと感じる時があります。いろいろな意味で、アジアというのを大切にするべきだと感じています。でも、こと、ITに関しては、欧米に追いつくのにかなり努力が必要そうです。
 ちなみに、「強制認証制度」は、かなり危険な制度だと感じています。まず、なによりも、目先の制度の話よりも、人間の感覚的な部分を直撃するような部分がとても気になります。うまく、話が収束してくれるとよいのですが…