[Android] Flash Player の対応

Adobe最高経営責任者(CEO)、Shantanu Narayen氏は、第2四半期(5月29日締め)の決算発表に伴う音声プレスリリースの中で、複数のスマートフォン用ブラウザに対応したFlash Player 10のベータ版を10月にリリースする予定であることを表明した。対象となるのは、「Windows Mobile」、Googleの「Android」、「Palm webOS」、および「Symbian OS」を搭載するスマートフォンだ。さらに、ARM、NVIDIABroadcomIntelTexas Instruments(TI)、およびQUALCOMMが目下、Flash Player 10を自社製品向けに最適化する作業を進めているとNarayen氏は語った。

待ちにまった、Flash Playerの対応が見えてきたようです。やはり、現在のWebページの状況をみると、Flashの対応がないと、モバイルでPCと同等の環境が使えるとは、ちょっと言えない感じがするので、歓迎するべき方向だと思います。
ただ、今後、HTML5が伸びてきたときに、Flashの位置づけがどのように変化していくのかは、注意が必要だと感じています。僕は、Flash自身がなにか変化を起こしていかないと、このまま、徐々に消えていってしまう可能性があると感じています。その中の一つには、デザイナーの仕事と、プログラマーの仕事のグレーゾーンを少なくして、シームレスに移行できるようにするといったところにあるのではないかと感じています。(あるいは、すべてのプログラマーをデザイナーにしてしまう、逆に、すべてのデザイナーとプログラマーにしてしまうといった方向もあるのかもしれませんが...)