ソフトウェア開発の現場がバザールというコミュニティになったのである

そして、インターネットとオープンソースの時代である。インターネットの登場により地球規模のコラボレーションが可能になり、ライセンスフリーのソフトウェアがインターネットをささえるようになった。ソフトウェアの作り方が一企業のソフトウェア開発センターで行われるのではなく、バザールという地球規模の自由な市場で行われるようになった。

ソフトウェア開発の現場がバザールというコミュニティになったのである。

楽天にいった吉岡さんのブログの一節。「ソフトウェア開発の現場がバザールというコミュニティになったのである。」というところに、とても気持ちが魅かれました。僕は、「バザールでソフトウェア開発」という世界にともて憧れています。だぶん、ギークな人たちにとって(残念ながら僕はギークではありませんが)、それは、目指すべき姿なのかもしれないなぁと思います。
でも、現実問題として、「垂直統合型ビジネスをやっているハードウェアメーカー」も、「水平分散型のソフトウェア専業ベンダー」も、依然として、「自分たちがソフトウェアを作っていたい(作っている)」と思っているわけです。そういった一定規模以上の企業にとって、バザールというモデルは、あまりかかわり合いたくないスタイルなのです。
日本Androidの会の主催の「Android Bazzar and Conference 2009 Fall (http://www.android-group.jp/index.php?%A5%A4%A5%D9%A5%F3%A5%C8%2FAndroid%20Bazaar%20and%20Conference%202009%20Fall)」も、そんな気持ちをこめて、Bazzarに焦点を当てようとしています。運営上、難しいことが山積みなのですが、なんとか、開催にこぎつけられるといいなぁと思っています。