オープン性

やはり、Androidの本質は、オープン性にあるのだと思う。
携帯電話の製品という現実の「もの」に対して、技術的、価格的、品質的、納期的なトレードオフの結果を含めて、完全に公開するというのは、間違いなく、今の普通の企業ではできない戦略だと思う。ただし、この戦略は、Googleという知名度と、iPhoneという競合がいて、注目を集められたからこそ、意味があるのだと思う。たぶん、同じ戦略を別の団体がやっても、他の差別化要因がなければ、あまり価値はないかもしれない。
どちらにしろ、Androidが製品的に失敗しても、成功しても、組込み機器業界として、そこから得られるメリットは非常に大きいと感じる。折角の機会を逃さないように、しっかりとメリットを取っていくべき。