インフラの差別化はユーザーにとっては迷惑かも

LiMoは携帯電話用ミドルウエアの開発に特化しており,作業は規格化が中心である。そのためOS上で実装するユーザー・インタフェース(UI)やコンテンツ・アプリケーションの選択は,携帯電話メーカーや携帯電話事業者に委ねられている。携帯電話事業者にとって戦略的に重要な意味を持つユーザー・エクスペリエンス(ユーザー体験)やビジネスモデルでの差異化が可能となる。

僕の視点では、AndroidとLiMoは、違う土俵の上にいるような気がしています。

その違いの大きな点は、Androidは、すでに携帯事業者のコア技術はコモディティ化しており、そこに事業者ごとの差別化を持ち込むのは、ユーザーにとってメリットがないだけではなく、デメリットになっていると主張している点だと思う。

だって、魅力的なサービスが複数あったら、複数の事業者と契約しろってことだよね?

それって、今の僕のように、iPhoneを使いたけど、これ以上契約は増やせないと感じているユーザーにとっては、ものすごく恨めしい状態だよね。