[Android] 携帯電話のパソコン化

現在,端末プラットフォームとしては,NTTドコモボーダフォンなど主要な携帯電話事業者や端末メーカーが参加する「LiMo」,ノキアが中心となる「Symbian」,グーグルの「Android」,マイクロソフトの「Windows Mobile」,アップルの「iPhone」の5陣営がある。言ってみれば,LiMo,Symbianという携帯電話に軸足を置くプラットフォームと,AndroidWindows MobileiPhoneというインターネットあるいはパソコンに軸足を置くプラットフォームがせめぎ合っている状態と言える。

 現在は,まだまだ既存の携帯電話に軸足を置くプレーヤのシェアが圧倒的だ。しかし今後の競争を展望したとき,パソコンと似たような展開になるのではという見方は多い。魅力的なアプリケーションの多寡が市場シェアを左右するというものだ。となると競争の軸足が,これまでの携帯電話業界とは全く異なる形になる。携帯電話のパソコン化がますます加速する可能性もある。

確かに、パソコン側と携帯側という側面があるような気がする。でも、本当のパソコン側はWindows Mobileだけのような気がする。やはり、AndroidiPhoneは、アーキテクチャ的にPDA的な組込みの流れを入れ込んでいるような気がする。僕からみると、それは一種の割り切りというか、切り捨てている部分の違いのような気がしている。何を入れるかよりも、なにを捨てているかのほうが重要だよね。Androidが捨てているのはなんだろう?一つは大きな画面での操作かもしれないし、既存のLinuxのアプリケーション資産や、既存のJavaの資産かもしれない。そいうい意味で、iPhoneWindows Mobileが捨てたものってなんなんだろう?