クリエイティブ・コモンズ・ジャパン シンポジウムに参加してきました。

本シンポジウムでは、ニコニコ動画において「ニコニ・コモンズhttp://www.niconicommons.jp/)」を運営するニワンゴ株式会社よりゲストをお招きし、さらに現在進行中のwikipediaのCCライセンス採用に向けての議論を紹介しつつ、多様なコモンズが必要とされる背景、それぞれの取組みの現状、そしてコモンズ同士の相互接続をはじめとする各種の課題についての議論を行います。

 またシンポジウムの前半では、2009年に日本語版が公開予定のCCライセンス「バージョン3.0」について、CCJP専務理事の野口祐子が解説を行います。

CCに興味があったので、シンポジウムに参加してきました。どんな人が来るのか興味があったのですが、面白そうな人たちが多く集まっていました。たぶん、法律関係の人が多く、クリエイター系の人は少ないような気がしましたが、実際は不明です。
内容的には、最初の3.0の変更の話は、きちんと基礎知識を習得してから来るべきでした。正直、あまり、理解できませんでした。でも、だいたい、どんなところが課題になっているのかの感覚はつかむことができました。
2番目の「ニコニ・コモンズ」の話は、ビジネス的な話が中心でした。ユーザーからのコンテンツを使ってビジネスをするのは、やはり、大変なことなのですね。
3番目の「ライセンスをめぐるウィキペディアの苦悩と展望」は、ソフトウェアのライセンスとからめたストールマンの話が、とても面白かったです。考察の、「最初のライセンスの選択が重要」の部分は、考えさせられました。
パネルディスカッションでは、デュアルライセンス関係の話でした。これは、複雑。なんか、ソフトウェアのライセンスと、CCがねらっているような文書やデザインのライセンスは、根本的に違うような気がするのですが、うまく説明できません。作成者と利用者の違いなのでしょうか?それとも、ソフトウェアは見えないといがデザインはすぐに見えるという違いなのでしょうか?自分なりに整理してみようと思います。
Androidの会の勉強会でも、ライセンス関係のディスカッションをやってみたいなぁと感じました。