[Android] セカイカメラとAndroidと、誰でも作れる携帯端末

井口氏は機器開発にも取り組みたい理由について,「iPhoneセカイカメラのビジョンをすべて実現するには,ハードウエアの力が不足している。例えば,コンパス用磁気センサ・モジュールを内蔵していない。我々のビジョンをすべて実現できるような機器を開発したいんです」と話します。

例えば,米Google Incが開発した携帯機器向けプラットフォーム「Android」は,デジタル機器開発の敷居を大きく下げる要因の一例といえます。Androidは,OS,ミドルウエア,ユーザー・インタフェースなどを含むソフトウエア・プラットフォーム一式をオープンソースで提供します。日本Androidの会会長で早稲田大学大学院客員教授の丸山不二夫氏は,Android登場のインパクトについて「機器開発に対する参入障壁を大きく下げた。極端な話,誰でもケータイを作れるようになる」と話しています。

Androidでソフトウェアが搭載できる可能性が広がった結果、それに対応するハードウェアセットも、かなり対応が進んできたように感じます。この後に控えるのは、メカニカルな部分と、そのデザインのような気がしています。さすがにここの部分は、まだまだかなりの投資が必要な部分のような気もします。でも、実は、デザインの分野はもともと職人芸的なところが強いので、意外と、オープンな流れにすんなり乗ってくる可能性もあるかもしれないとか、かってに考えています。オレオレAndroidで、セカイカメラを、ベンチャー家電企業とかで、作ってみたいなぁとか、妄想するこの頃です。