[Android] リアルな世界との融合

2009年中に日本でも発売されると噂される携帯電話のプラットフォーム「Android」を搭載した携帯電話が広く普及すれば,リアルの世界の動きがさらにグーグルに集まるようになる可能性が高い。2月に同社がAndroidWindows Mobileなど向けに発表した「Google Latitude」というサービスでは,携帯電話を持つ友人・知人同士で相手の位置情報を交換できる(関連記事)。これは携帯電話にインストールしたソフトウエアが,位置情報を定期的にグーグルに送ることで実現している。つまり,人の動きがグーグルに集まっているのだ。

 ユーザーが手に取ったモノの情報もAndroidで収集できる。Androidには当初からバーコード・リーダーの機能が搭載されている。このため,アプリケーション開発者はユーザーがバーコードを読み取ることを前提としたアプリケーションを簡単に作れる。例えば,バーコードを使って検索した商品情報と家計簿を連携させる,あるいは店舗にある商品のバーコードを読み取って近隣の店舗での価格と比べるといったサービスが考えられる。バーコード情報がこうして収集されていけば,リアル世界のモノの動きがグーグルから検索可能になる。

最近、「リアルな世界」というキーワードをよく聞くような気がする。こういう言葉がでてくるコンテキストは、大抵、お金の話がからんでくる。それは、お金というのが、リアルな世界の象徴だからかもしれない。やはり、手で触れるものとか、人の五感に影響するものでしか、リアルの世界は動かないのだなぁと感じています。
 Androidについていえば、Androidの端末自身はリアルだし、自分がいまいる位置というのもかなりリアルな情報なので、ロケーションベースのサービスというのは、かなりリアルなサービスになるような気がする。
 ということで、最近の僕の興味は、ロケーションベースとかライフログ周りに移りつつあります。