[Android] 中小企業で使う『Google Apps』

以上のように、Android携帯は最初にGoogle Appsのアカウントを登録しておけば、メール、カレンダー、オフィススイートといったサービスが全てGoogle Apps仕様で利用できるようになっている。Google Appsを導入している企業が社員にスマートフォンを支給する際には、有力な選択肢となるだろう。もちろん、ローカルアプリを作成したり、ダウンロードしてくることで使い勝手を向上することも期待できる。

 極力固定費を減らしたい中小企業にとって、ITインフラとしてのGoogle Appsは、ともて大きなポテンシャルをもっていると思う。特に、小さめの企業の社員にとっては、外出先で、どのように他のメンバーとコンタクトをとるかというのは、重要な問題なのではないでしょうか?そういった意味で、業務用の携帯としてAndroidを導入するというのは、ひとつの選択肢として面白いと思っています。
 反面、ある程度の規模の会社になると、Google Appsは、まだまだ、選択枝には入ってこないと感じています。それは、過去の大量のドキュメントの資産(負債を含めて)という面もあるのですが、コミュニケーションの取り方の違いが大きいのではないかと想像しています。
 たとえば、僕のようなプログラマーの場合、非常に細分化された部分(専門的な仕事といえば、聞こえは良いのですが…)のコーディングを担当すると、ケータイでメールやカレンダーを確認したり、Google Docsのドキュメントを編集するといった状況は、ほとんどありません。
 それに比べて、日本Andoridの会の活動では、ケータイでメールを確認したり、メールに添付されているドキュメントやWebページを確認したい場面というのは、非常に多くあります。電車の待ち時間にメールを返信ができたり、FaceBookに書き込んだりというのは、やはり、ケータイ向きの作業ですよね!なんか、NPO向けのソリューションとかには、Androidはいけるかもしれないと感じ始めています。