[Android] Androidの可能性 会社や社会を変えるツールとして

Androidの可能性 会社や社会を変えるツールとして

毎回、豆ナイトの話題は面白そうですね!特に、画面の描画周りは、単純にAndroidのアプリを作ると、最初に気になる部分でもあるので、ぜひ聞いてみたい部分です。Androidをちょっといじったことがある人には、お勧めのセミナーですね!
僕としては、このセミナーのテーマである「会社や社会を変えるツールとして」というところが、ちょっと気になっています。社会を変えるというのは結構大きなテーマですが、見方によっては意外と簡単です(社会の定義はいろいろできますからね)。でも、会社を変えるというのは結構大変です(自分の会社の定義は、たとえ社長でも簡単にかえられれないですからね)。でも、組み込み分野の会社にいる人からすると、Androidは、会社を変えられる一つの可能性を持っていると感じています。
Androidは、組み込みにおける「フルセット」の「アプリケーションフレームワーク」を提供しています。今、組み込み分野で仕事をしている人たちの中には、大きな閉塞感を感じている人たちが多いのではないのでしょうか?それは、ハードウェアやソフトウェアの進化に、組み込みソフトウェアの開発が追いついていないのではないかという不安があるからなのではないのでしょうか?そういった不安に対する一つの試みとして、Androidフレームワークが期待されているのだと思います。
Androidの中には、純粋なフレームワークのソフトウェアだけではく、ソフトウェア開発のベストプラクティスといわれている要素がたくさん見え隠れしています。それは、ユニットテストフレームワークであったり、モデルとビュー切り分けるアプリケーションフレームワークだったり、あるいは、プラットフォームとアプリケーションを切り分けるアーキテクチャだったりします。オープンソースであるAndroidを観察することで、このようなベストプラクティスを多く発見できると思います。もし、組込み分野の開発で、困っていることがあったら、Androidがその課題をどのようして解決しているのかを調査する価値は十分あると感じています。たとえそれが自分たちに対する直接の解決策につながらなかったとしても、多くの示唆を得られることと思います。
個人的には、もし、そこで、なにか示唆を得られたとしたら、自分の会社に閉じずに、ぜひ、外部に発信していって欲しいと思っています。そこが、オープンソースの肝なのですから!