[Android] Android開発者のすそ野を広げるには?

Android開発者のすそ野を広げるには何が必要だと思いますか? #devandroid

最近、雑誌の記事などもでAndroidが取り上げられるようになり、開発者のすそ野も広がりつつあります。しかし、まだまだ、課題が多いような気がしています。特に 、サンデープログラマーや、個人でAndroidの開発に取り組む開発者は、基本的なところでつまづいてしまうと、先に進めなくなってしまうことも多いようです 。

これを打破するために、例えば、開発を行うために情報がまとまっているサイトが欲しいとか、開発のための実機が安く入手したいなど、いろいろな要求があるような 気がします。

 Android開発者のすそ野を広げるにはという質問をしたところ、たくさんの方から返信をいただきました。
 以下、簡単なメモです。やはり、ビジネス的な側面がまわりだすのが一番重要という意見が多かったように思います。確かに、これは必要ですよね。僕は、ビジネス的側面になかなか目が向かないので、今回の意見はとても参考になりました。
 技術的な側面でちょっといいなぁと思ったのは、べストプラクティスの共有、RubyForgeのように開発の中心になる場所の提供、snippetsの日本語版、Webサービスの充実といったところです。なにか、このあたりのサービスを考えてみたいなぁと思っています。
 個人的に、開発者のすそ野を広げるのに必要だと感じているのは、Androidに力を入れている人たちのスキルアップなのではないかと感じています。言いかえると、新規の開発者を先導していける人を増やすといったことです。そういった側面からみると、「Android道場」みたいな、ちょっとレベルの高い集まりを開催していくのもよいかなぁと感じています。

 最後に、GClueの佐々木さんからいただいたコメント。「Androidの使命と目的と、その中で自分が果たすべき役割と作業が明確であること」は、かなりぐっときました。Androidの使命ってなんだろう?その中で僕ができることってなんだろう?としばし考えてしまいました。僕のできることって、本当にほんのちょっとなんだよねぇ。

以下、集まったコメントのメモです。

ビジネス的な側面

  • 有料アプリ購入をサポート
  • 有料アプリ配信をサポート
  • 開始までのスケジュールが明確にする
  • ビジネスモデルの確立
  • 端末の普及
  • コンテンツ配信ビジネスの充実
  • マッシュアップするWebサービスの充実
  • プラットホームが広まるかどうかは、そこにビジネスがあるか否かにつきる

情報入手の方法について

  • APIドキュメントの日本語化
  • ベストプラクティス、バッドプラクティスの充実。例えば、メモリの使い方など
  • コミュニティも活性化するために「場」を作る
  • twitterにて専用ハッシュタグ付きで呟いて貰い、だれかがこたえてくれるかもという流れをつくる
  • 中級向けの書籍
  • ドキュメントの整備。ノウハウなどを検索して回らないと分からないのが効率悪い
  • snippetsの日本語版みたいなのも
  • 設計手法の解説本
  • ユーザー向けの本とか
  • 情報の集積所とか
  • SourceforgeRubyForgeのように、AndroidForgeといった感じのプロジェクトの中心点

開発環境について

携帯電話以外の動作環境

  • Windows/*nux 上で Android アプリを直接実行できる環境
  • Androidを使用した多種類の商品発売と開発者のための安いSDKの提供
  • 組み込み系の特殊性などを勘案したビジネスモデルの構築

開発者のモチベーションについて

  • 自分が開発するだけでなく、人に「これ楽しいよ」と言いたくなる事
  • オシャレなイメージ
  • Androidのアプリが雑誌でパソコンのフリーソフトのように紹介される
  • 成功経験としてのゴールを見せる
  • iPhoneのフィンガーピアノのような分かりやすい成功例
  • 組込系などでの広がりを感じる取り組みなどが表に出す

ユーザー数を増やすためには

  • 開発とは縁遠いユーザーの裾野を広げる
  • よいアプリケーションをつくれば、geekではないユーザーにも普及する環境
  • 端末の普及とアプリの充実のよいエコシステムを回す
  • アプリ数の絶対数を増やす
  • 多少未完成でも、端末を市場にだして実験ができる市場環境(HT03Aはひとつの突破口になった)
  • 携帯電話の形状以外の製品
  • Android起爆剤になる端末
  • 端末の選択肢が豊富であること

全般

  • Androidの使命と目的と、その中で自分が果たすべき役割と作業が明確であること。それに経済的な合理性を含めたRoadmapをキャリア、デバイスメーカー、アプリ開発者がイメージする事

Twitterでのコメントは以下のリンクから参照することができます。