DevOps トラブルシューティング: Linux サーバー管理のベストプラクティス

"DevOps Troubleshooting: Linux Server Best Practices" 概略訳 *1

この本は、印刷前のラフカットです。

DevOpsアプローチは、従来のやり方よりも、Lunix開発者とシスアドがより緊密に関係するシステム管理の手法の一つです。DevOpsは、クラウド環境への統合、ホスティングサービスを使ったスタートアップの立ち上げ、ビックデータ解析の要求、NoSQLデータベースへの移行などにおける、Linux環境への統合の今日のトレンドをサポートします。DevOpsの最大の利点は、より早くトラブルに対応できるという点です。本書では、LinuxシスアドのパイオニアであるKyle Rankinが、DevOpsの標準的手法、繰り返し発生するトラブルシューティングにおいて、開発者と管理者がどのように協業して、コストを下げながら、効率を向上する方法を伝授します。Rankinは、開発者と管理者の間のトラブルシューティングのスキルセットのギャップを埋める方法を示す事で、お互いを非難し合わずに、結果を出す為の作業を開始できる方法を示します。明快で簡潔な言い回しで、Linux環境における共通の問題を識別して、解決するDevOpsの技術を説明します。

  • サーバーのパフォーマンス低下(CPU, RAM, ディスクI/Oのボトルネック)
  • システムブートの失敗
  • ディスクフルや故障
  • サーバーやWebサイトのダウン
  • DNSサーバーのフェイルによるホスト名解決の失敗
  • Email配送の問題
  • データーベースのパフォーマンス低下
  • ハードウェアの故障

参考データ

  • DevOps Troubleshooting: Linux Server Best Practices

    DevOps Troubleshooting: Linux Server Best Practices

  • DevOps Troubleshooting: Linux Server Best Practices
      • By: Kyle Rankin
      • Publisher: Addison-Wesley Professional
      • Last Updated: 17-JUN-2012
      • Pub. Date: September 24, 2012 (Estimated)
      • Print ISBN-10: 0-321-83204-3
      • Print ISBN-13: 978-0-321-83204-7
      • Pages in Print Edition: 320

コメント

クラウドサービスを運営していると、常につきまとうインフラ関係のトラブルの解決手法の一つです。DevOpsは、アジャイル手法の一つと言われており、小規模なアジャイル開発から、人数が増え、アプリ開発とインフラ開発が分離していく過程で必要になるのではないかと感じています。反面、もともと、アプリ開発とインフラ開発が独立している環境から、このような手法を取り入れには、少し工夫が必要かもしれないと感じます。
DevOps自体は、DevOpsカンファレンスなども開催されているようなので、今後、注目される手法のように感じます。

*1:このOverviewは、Safari Books Onlineの対応する書籍のOverviewを概略で翻訳したものです。省略や意訳もありますので、詳細はオリジナルページを参照してください