[Books] 7 オタクで女の子な国のモノづくり (講談社BIZ)作者: 川口盛之助出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/07/18メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 294回この商品を含むブログ (31件) を見る

この本を読むと、まるで、日本Androidの会ことが書かれているようなところが結構あって、なかなか、考えさせられました。うーむ、日本Androidの会は、ニッポンの産業界になくてはならない存在のような気がしてきます。
内容は、日本製の電化製品などがもつ特質を、オタクと呼ばれる人たちの特質に合わせて解説するというものです。その特質とは、「擬人化が好き」、「個人カスタマイズ」、「人を病みつきにさせる」、「寸止め(最後の一歩に踏み込まない)」、「かすがい(人と人を結びつける)」、「健康長寿」、「生活の劇場化」、「地球環境」、「ダウンサイジング」などです。携帯電話の例も多く出てくるのですが、どの項目を見ても、会のメンバーの誰かが喜びそうな内容が書いてあります。たぶん、僕なら、「健康長寿」のあたりだし、事務局長なら「擬人化」あたりですかね?
欧米が「大人的」な考え方をするのに対して、日本は「子供的」な考え方をするという点は、非常に納得できる感覚です。欧米は、良くも悪くも「個人主義」で、人は人という考え方のような気がします。それに比べて、日本人は、「群れる」ことによって事を進めようとします。そういう意味でも、日本Androidの会は、とても「ニッポン」的な組織だと感じています。それが、きっと強みなのかもしれません。