[Android] 素うどんで食べるのなら「讃岐うどん」がいいなぁ

ソフトバンクの発表内容をTwitterで拾わせてもらいつつ昼を迎え、ランチで賑う飲食店街を歩きながらふと気がついたのは、iPhoneやAndoriodは、食べ物に例えるなら”素うどん”なのではないか、ということ*1。

これに対する日本の一般的なケータイは、高級料亭が余すことなく食材を詰め込んだ”松花堂弁当”ではないか、と思えてきた。

よくある街の立ち食い蕎麦・うどん屋さん*2でもそうだが、”素うどん”や”かけそば”のよいところは、そのまま食べてもいいし、天ぷらや卵といった自分の好きなトッピングを好きなだけ選んで食べる楽しみもある、ということ。そういう食べ方をしたいと思うときは、トッピングの種類と質が充実した店に足が向かう。

ドコモからAndroid端末が発表されました。どんな風にドコモナイズされているか気にしていたのですが、どうやらほとんど「素」のAndroidのようですね。おサイフケータイはもとより、iモードも iアプリも全てドコモ固有のサービスは何も使えないようです。メイルもgmailになるとすると、既存ドコモユーザの機種変更であったとしてもメイルアドレスを変えなければいけないということになりますね。私はソフトバンクユーザでしたがiPhoneに変えたときにメイルアドレスを変えなければならなかったのと同じことです。でも今回のAndroidの場合はgmailなので、すでにgmailを使っている人ならばそこに集約されるということなので抵抗は少ないでしょう。*1

 この「素うどん」のたとえは、とても僕の感覚にしっくりきました。
 このたとえでいうと、現状のiPohneは、「讃岐うどん」的な感じがしています。それは、四国にいくと(ごめんなさい、僕はいったことありません)、それはとても堅実な主食であって、その主食に誇りをもって取り組んでいる人がいて、それを支える「讃岐うどん」ファンがたくさんいるみたいな感じです。で、本当に好きな人は、きちんとそれを「素うどん」で味わうのを楽しんでいるみたいな感じですね。
 それに比べて、今のAndroidは、「立ち食いそば」みたいな気がしています。それは、味わうためのものでなく、電車の時間にいかに間に合うように早く詰め込むかとか、ちょっとした小腹の隙を埋めるためのものみたいな感じです。そこでは、前の人の注文が遅くていらいらするとか、お店のおばちゃんの指がつゆに入ったとか、いろいろなハプニングがあったりするわけです。
 このたとえで言えば、どちらがいいとか、悪いとかいう問題ではなくて、「志のある讃岐うどん屋さん」で食べる時もあるし、「駅の立ち食いそば」で食べる時もあるよといった感じが良いのだという結論になると思っています。で、僕は、実は、小田急線にある「箱根そば」のファンだったりします。